吉川ひなの新刊!おすすめ本『わたしが幸せになるまで』
オーガニックコスメブランドanelia natural(アネリア ナチュラル)やオーガニックスキンケアブランド
hinalea(ヒナレア)のプロデュースなどでも大活躍の吉川ひなのさん。
先日、吉川ひなのさんの本『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方(Kindle版)』を買いました。
昔から大好きな吉川ひなのさん。
本や写真集はこれまですべて買いました。
今回は、実は毒親育ちだったという衝撃の告白ありで今までの吉川ひなのさんの本とはまったく衝撃作。
『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』の発売前から、ネット上でも大きな話題となっていました。
吉川ひなのオンライン記者会見ではこのようにコメント。
「当初、私が実践している、ライフスタイルやオーガニックについてや、2人目を自宅出産したこと、独特な子育て法について知ってもらいたいと思って書いていました。
でも、半分くらい書いてから、私自身の生い立ちや過去を皆さんに知っていただいたほうが良いと思うようになりました。これまで取材を受ける中でも、家族構成や生い立ちについて聞かれる機会はありました。でも、複雑な家庭環境に育ち、芸能のお仕事を始めてからも、両親との問題を解決できていなかったこともあり、曖昧にごまかしてきてしまっていました。なので、私がどのような人間なのか、皆さんにいままで話したことがありませんでした」
たしかに、今まで吉川ひなのさんは謎が多すぎたんですよね。
お父さまの職業が吟遊詩人とか、銀座のモスキーノでショッピングしているときにスカウトされたり、お嬢様っぽい設定なのに実は郊外育ちだったこととか。
その他いろいろ。
今回の『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』を読んで、今までつじつまが合わないなぁと思っていたことがいろいろクリアになった気がします。
吉川ひなのさんに限らず、2000年代以前に活躍していた芸能人の人って「設定」が作り込んであったんだなぁと改めて実感してしまいました 笑
吉川ひなの『わたしが幸せになるまで』の感想(ネタバレ注意)
センセーショナルな序のあとはライフスタイルエッセイです。
昔のひなの本と比較すると物欲的な共感は少なくなったように思いました。
昔の本の方が、「これ欲しいなぁ」、「こういう服や家具が欲しいなぁ」、「このブランドがかわいいなぁ」みたいに「物欲」に直結する要素が多かったように感じます。
これまでは、ひなの本といっても吉川ひなの特集のファッション誌のようなイメージ。
もちろんそれはそれで面白かったです。
今回の『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』は、いい意味で憧れない本。
「それいいね。」とか「それはよくわかんないや。でもそういうのが好きなんだね。」みたいな感じでゆるく共感できる感じ。
たとえば、自分の好きな友達のやってることでも「それはわかる」、「それはなし」と思うように。
だからといって、相手を自分の価値観に引き寄せたりしないでただ「そうなんだ」と思うあの感じ。
そういう意味では、「ごめん、それはよくわからない」みたいな箇所がある方が生身感があります。
ゆえに、『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』では、等身大の吉川ひなの像が見えてくる面白さがありました。
当たり前だけど、昔はがっつりプロデュースされていたんだなぁと。
それでも、昔のひなの本では本人の素顔や世界観が文章に現れていたりしたので、そこがきっちり作られた「設定」と少しミスマッチな感じがして「不思議な人」という空気を作るのに一役買っていたように思います。
これまでの本が偶像的だとしたら、今回の本は仲のいい女友達の近況報告を聞いている感じでした。
ブログでサメの保護の問題について発信している私としては、ひなのちゃんがサメに言及した箇所では思わずニヤリ。
普段、サメの保護の問題の話をしても、ピンとこない人とか、サメはいろいろ活用できるからと保護と正反対の話を言い始める人にしか会ったことがなかったので嬉しかったです。
フカヒレ加工の残酷さは有名で、それゆえ食べない人も多いと思う。世界三大珍味と言われるフォアグラは、ソーシャルメディアの発展からその残酷さが広まり反対運動が起きているけれど、果たして、鶏や豚や牛などわたしたちの食卓で毎日見かけるこの動物たちがお肉になるまでにどんなふうに扱われ、どれだけの苦しみの中で殺されていくのかは、どれだけの人が認識しているのだろう。
引用:吉川ひなの著『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』2021年
サメやカエルが好きな私にとっても環境問題は大事なこと。
同じ誕生日のひなのちゃんがこうして言及していることが嬉しい。
センセーショナルな告白とか、いわゆるモデルのスタイルブックを期待しているにはがっかり本になるかもしれませんが、私は買ってよかったと思えた一冊でした。
環境問題に関心があったり、パートナーとの人間関係への思索に関心がある女の子におすすめの書籍です。
吉川ひなの著『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』2021年
私はKindle版を購入しました。
Kindle版だと、半身浴をしながらゆっくり読むことができるのが嬉しい。
場所もとらないのでおすすめです。
やっとたどりついた、心と体が喜ぶオーガニックな生き方とは――
・食べることは生きること。お肉をやめた理由
・ヨガとの出会い、月のめぐり、デトックス、心と体の整え方
・洗わない育児・おむつなし育児… わたし流の子育て法
・調べつくしてチョイスした、自宅出産という最高の経験
・オーガニックを選ぶのは個人の贅沢じゃなく社会貢献
・風の時代の第一歩、友達はいらない
吉川ひなののおすすめ本『Love ひなの解禁!』2011年
『sweet』をはじめ、数々の女性誌のカバーを飾る人気タレント・モデルの吉川ひなの。
今まで一切、私服や自宅などを公開してこなかった彼女が、遂にこの本でプライベートを「初お披露目」します。
デジカメによる私服スナップや愛用品、美容の秘密、自宅のインテリアや収納技など、女のコが見たい! と思うプライベートはもちろん、過去の恋愛についても告白。また、巻頭ではセミヌードにも挑戦。吉川ひなのをたっぷり楽しめる一冊です。
マツエクに行きたくなるような写真が満載!!
いわゆるスタイルブックみたいな感じです。
今回の『わたしが幸せになるまで 豊かな人生の見つけ方』とは全く違うベクトルでおすすめのひなの本です。
吉川ひなののおすすめ本『arpm.』2001年
久しぶりに読もうと思ったら行方不明・・・。
この本は割と尖った内容だったように記憶しています。
本名について初めて言及したのがこの本だったような?
吉川ひなのさんインタビュー
Q.「arpm.」には、エディターとして参加された訳ですけれども、みどころ読みどころを教えて下さい。
A.”A-Z”のところとかおもしろいよ。ぜーんぶ自分で考えて書いてるので、読んで笑ってくださいな。
Q.最近読んだ本や気になる本、オススメの本がありましたら教えて下さい。
A.柳美里さんの本、超すきっす! あとは、最近隅から隅まで雑誌を読みまくっております。オススメは絶対!「arpm.」。みんな、買ってくれ。
Q.最後にファンのみなさんに一言いただけますか?
A.春ですね。あたしは花粉症でつらいのですが、暖かくなってくるとやっぱり気持ちがウキウキしてきてしまいます。オレの本読んでウキウキしてくださいね!
吉川ひなののおすすめ本『ひなのはひなの』1998年
吉川ひなのの、思いっきりストレートな、いわゆる『本音トーク』。
ここまで自分の気持ちに正しい文だらけの本を出せたことを、とても、うれしく、誇りに(?)思いますという本ですが、久しぶりに読み返すと「ん?」となる箇所も多数です 笑
偶像と本音が混ざり合った感じないようです。
文章にひなのらしい感性があったり、写真多数なのでひなの好きな人にはおすすめの一冊。
JRのCMの赤のダッフルコートの写真は今見ても可愛すぎる(*´ω`*)